アーサー王伝説とは?・・・その1
ウィリアム征服王はイギリスの王位につくと、「アーサー王の円卓」をつくらせました。
二十五人の騎士たちが着席できる大きなまるいテープルです。
「アーサー王と円卓の騎士たち」という物語を御存じでしょうか。
紀元五世紀の末頃南イングランドを支配していたと言われるケルト人の勇将アーサーとは、キャメロット城に美女ギネビアを妻とし、百五十人の騎士をむかえられる円卓を持ち、名剣カリブルヌスを腰に帯びてアングロ・サクソン族と戦ったと言われる伝説的英雄です。
すでに前章で述べた通り、ケルト人というのは古くからヨーロッパ大陸に居住していた極めて装飾感覚にすぐれた種族でしたが、その一部は紀元前五世紀頃から海を渡ってブリテン島(今のイングランドとスコットランド、ウェールズ)に移り住むようになりました。
ところが紀元五世紀頃に大陸から渡ってきた新しいアングロ・サクソンという種族に追われて南イングランドやウェールズの山岳地帯に後退を続けたのです。