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2010年09月 アーカイブ

宇宙空間の軍事戦略 5

今回の打上げを一層印象深いものにするために、スプートニク2号には乗客が乗り組んでいたのです。


犬のライカです(ライカとはロシア語で大きくたくましいという意味)。


その1ヶ月後、米国の用意がようやく整いました。


海軍のバンガード衛星の打上げ準備が整い、秒読みが開始されます。


1957年12月6日、スプートニク1号からわずか2ヶ月後に、米国は2つの超大国の間で競われることになる、宇宙でのマラソンレースに参加する準備を整えたのです。


けれどもそれはスタートからつまづいてしまいました。


バンガード打上げロケットは点火2秒後に推力を失ってしまい、軌道への打上げは完全に失敗でした。


米国の科学者たちがようやく成功を収めるのはそれから2ヶ月後、年も明けた1958年1月31日のことでした。


この日エクスプローラー1号が軌道に打上げられ、その信号は5ヵ月後に消滅するまで受信され続け、バン・アレン帯と呼ばれる地球を取り巻く自然放射能の帯を確認したのです。


衛星自体は1970年代初期に自然消滅するまで、軌道飛行を続けました。

宇宙空間の軍事戦略 6

ロシアが1足先にスタートを切り、初期のリードを奪ったものの、打上げ計画には限界があるように見えました。


それに続く数ヶ月いや数年の問は、確かに米国の方が積極的な行動を示していました。


しかしながら、米国は威信の回復と、ロシアが軍事的に有利な位置を占めるのではないかという不安に駆られて全力を投じてみたものの、計画を既存のスケジュールより大幅に加速することはできなかったのです。


そのような努力にもかかわらず、米国の試みが常に成功するとは限らなかったのです。


一例を挙げれば、1957年10月のスプートニク1号から、1957年9月の月探査機の最初の月面着陸の問に、35回の打上げが試みられ、その内19回は失敗に終っています。


この19回のすべてが米国の打上げでした。


この間ロシアの側ではそれほど積極的な計画は進めていませんでした。


この35回の打上げの内、ロシアのものはわずかに5回にすぎなかったのです。


スプートニク1号が最初に軌道に乗り、スプートこク2号にはライカ犬が搭乗していました。


そして、1958年5月にスプートニク3号が打上げられ、1960年4月に消滅するまでの2年間、地上に信号を送り続けています。

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