宇宙空間の軍事戦略 3
衛星が初めて打上げられたのは、1957年10月のことでした。
それこそは、世界が今直面している宇宙での危機に向かう秒読み・カウントダウンの始まりでした。
宇宙に分かれ路があるとすれば、私たちは今そこに差しかかっているのです。
私たちは選択を迫られています。
この新たな高地を管理し、世界の平和を守る、あるいは少なくとも平和に貢献するような方法でそれを利用する道を選ぶか、それともそのような新たな、かつ困難に満ちた責任を負うことを拒否するかのどちらかの選択です。
単純に言えば、米国がそれまで長い間その実行をほのめかじていたことを、ロシアが先行したのです。
10月4日、ロシアはスプートニク1号を打上げました。
このスプートニク(「衛星」という意味)は、米国の宇宙計画担当者にとっては、晴天の露麗でした。
1955年にアメリカ・ロシア両国とも、国際地球物理年への貢献として、小型の科学衛星を打上げる計画を発表していましたが、米国側は彼らに先駆けてロシアがそれを打上げる態勢が整っているとは、夢にも思っていなかったのです。