宇宙空間の軍事戦略
もし、紛争がまだ始まらないうちから、援軍の到着がさまざまな理由によって遅れたり、輸送の困難さによって補給線がズタズタになるという事態さえ考えられます。
司令官は、その際には敵側の防害電波をかいくぐって、味方と秘密裡に話をしなければなりません。
以上のようなことから、衛星が破壊されたならば、前線の指揮官たちは、耳も聞こえず、口も喋れず、目も見えないといった状況に陥ち入ってしまうのは明らかです。
それゆえ、多くの科学者と戦略担当者は、将来の紛争が宇宙で開始されるのではないかと危惧しているのです。
さらに重大なことには、宇宙に配置されたシステムに軍隊が大きく依存しているために、外交的手段で解決されたかもしれない紛争が、宇宙で始まってしまう恐れも生じています。
緊張が続いているときに、一方の側が軍事的優勢を保つために、衛星攻撃兵器の使用を決定するかもしれません。
それは外交努力にはもう望みがないとして受け取られ、戦闘開始を意味するのです。